マテハンブログ  
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平成最後の有馬記念

kawasaki2018.12.20

いよいよ今週末に迫ってきました、1年間の中央競馬の総決算レース「有馬記念」。

はい、本日は突然”競馬”の話をします。

仮にもここは企業のブログである故、誤解のないよう申し上げておくと、私は競馬をギャンブルとは考えておらず、”スポーツ”だと捉えています。野球やサッカーを観戦する感覚です。
先週、阪神競馬場でGIレースを観て来ましたが、競馬場には若いカップルや子連れのファミリーもたくさんおられました。CMに松坂桃李さんや土屋太鳳さんを起用している影響も大きいのでしょう。更に、競馬がいかにクリーンかを蛇足を承知で主張すると、フジテレビのスポーツを題材にした「ジャンクSPORTS」でもよく騎手の方が出演されています。つまり「競馬=スポーツ」だと言うことです。

競馬界の”大谷翔平”オジュウチョウサン

前置きが長くなりましたが、今年の有馬記念、最大の注目を集めるとすればオジュウチョウサンでしょう。競馬に詳しくない方にご説明すると、この馬は「障害レース」の絶対王者です。競馬には、「平地レース」と呼ばれる一般的に皆が知る平地の芝(または砂)の上を走るレースの他に、コースに障害があり、それを飛越しながらレースを進める「障害レース」があります。

オジュウチョウサン

通常、平地で成績が振るわない馬が障害に移籍するケースが大半で、障害で成功した馬が平地を使うことはまずありません。
オジュウチョウサンは障害で現在9連勝(うちGI 5勝)。その後平地で2連勝し、今や平地と障害の二刀流に成功した、競馬界の”大谷翔平”といっても過言ではありません。そして今回、ついに有馬記念という平地のビッグレースに挑むわけです。しかも鞍上には、昨年の有馬記念では、北島三郎氏が馬主で話題になったキタサンブラックを優勝に導いた武豊。武豊自身も話されていましたが、まさに漫画みたいなストーリーです。

しかし、優勝賞金3億円という国内最高額を誇るビッグレース、有馬記念。
先月のジャパンカップで衝撃レコードで圧勝した現役最強馬アーモンドアイこそ出走しないものの、素晴らしい面子が揃っています。

ここからはガチ予想

まず、本命に上げたいのは、レイデオロ。恐らく1番人気が予想されますが、天皇賞・秋を勝利した後、早々にこの有馬記念を照準に仕上げられ、最終追い切りもC.ルメールが絶賛するほどのパフォーマンス。
余裕のあるローテーションと中山競馬場での好成績。そして何よりもその背に跨るのがC.ルメールだということ。有馬記念を含めて今年あと2つのGIを残しながら、既に年間GI最多勝記録を更新し、武豊が2005年に記録した、もうこの先更新されることは無いとさえ言われてた年間最多記録の更新も目前にしている今年のC.ルメールの勢いは誰にも止められません。

穴を狙うならこの馬だ

有馬記念は1番人気の好走率が高く、過去10年を振り返っても、1着(6頭) 2着(2頭) 3着(1頭)と実に9頭が馬券圏内に絡みます。しかし一方で10番人気以下の馬のデータも興味深く、2着(2頭) 3着(3頭)とこちらの好走も見逃せません。そんな穴馬を考察していきます。

まず、パフォーマプロミス。前走アルゼンチン共和国杯で重賞2勝目を飾り、6歳馬ながらここに来てようやく競走馬として完成してきました。父ステイゴールド産駒がこのレースで4勝をあげており、血統的な魅力もあります。また寒い時期に好走する点も好材料です。
もう1頭あげるならば、クリンチャー。近2走はフランス遠征で結果が残せ無かったものの、春はトップクラスで堅実に走っていた馬です。器用なタイプの馬で、トリッキーな中山コースも合いそうです。今回、人気薄が予想されるので、ここは買いです。

競馬の1年を締めくくる有馬記念。
今年もあなたの、そして私の夢が走ります。
平成最後のビッグレースにあなたはどの馬に夢を見ますか?

 

※当記事における予想はkawasakiによる個人的見解です。記事を参考に不利益を被られた場合の責任は一切負いかねます。

ブログを書いたスタッフ

取締役
kawasaki
元競走馬の担当員、元Webコンサルティング会社のアナリスト、元スイーツのECショップ店長、元メーカーの人事総務という異色の経歴を持つ何でも屋。趣味はマラソンと競馬と日本酒。
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