マテハンブログ  
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パレットラックでLUCKを掴む

kawasaki2020.06.23

保管効率。

大阪センターの積年の悩みであり課題です。解決には時間と多大な労力がかかる故、「なんか考えなあかんなぁ。」と臭い物に蓋をするように先伸ばしにしてきたこの課題にようやく向かい合う時がやってきました。
当社は中古のマテハンを取り扱う企業。そう、物流のプロなのです。その倉庫は洗練されていて当然なのであります。
「こんなこっちゃあきまへんがな!」すぐに大阪メンバーを集めアイデア出しの会議を開催しました。
出てきた意見は大きくまとめると、下記3点。

1.要らないものを捨てる
2.サイズや商品カテゴリごとに保管場所を決める
3.上の空間を有効活用する

要点を更に深堀りし、今度は実施時の効果をシミュレーションしました。

1.要らないものを捨てる

大阪センターではかなり頻繁に断捨離が行われているため、残念ながら現時点で要らない物はさほど見当たらず特に効果が無いことがわかりました。

2.サイズや商品カテゴリごとに保管場所を決める

どこに何があるかを予め決めてしまうことで、シンプルにピッキング効率向上の効果が期待できます。いわゆる「固定ロケーション」と言われる運用です。
しかし中古を取り扱う当社は日々多種多様なアイテムが目まぐるしく入荷してくる為、柔軟性に欠けるこの方法はむしろ保管効率を下げてしまいます。

3.上の空間を有効活用する

この案はこれまで何度も上がりました。しかし前述の通り、当社は小さなコンテナボックスから5mを超えるパレットラックまで大小様々なサイズのアイテムが時期もランダムに入ってくる為、倉庫の高さを活かして保管効率をあげるパレットラックやネステナーを導入し、保管場所の区画サイズを限定する事は大きなリスクを伴います。

しかし今回、物は試しと一度、パレットラック(orネステナー)を導入する前提で計画してみました。
まずは「パレットラック? or ネステナー?」というDQ5で例えるなら「ビアンカ? or フローラ?」的な選択を迫られることになります。ただ、今回はネステナーでは保管しづらいサイズのアイテムが多数ある為、必然とパレットラックに落ち着きました。(ちなみに私はフローラ派です。攻略上いろいろと有利に働きますからね。)

そうと決まれば話は早く、レイアウト設計→商品選定(パレットラック)→倉庫内の荷物整理と、とにかくスムーズに進行しました。通常であればパレットラックの調達だけで約1ヶ月かかります。しかし当社は中古屋。倉庫には豊富な在庫が所狭しと転がっています。「短納期」。中古屋の強みです、はい。

ビフォー


当時の大阪センター内の状態です。ラックの部材をパレットで保管していますが、積み重ね過ぎると潰れてしまう為、あまり高く積めません。そうするとご覧の通り、上の空間がガラ空きになってしまうのです。

 
 

いざ、パレットラックの設置。


3人の背中から何か覚悟を決めたような雰囲気を感じます。

まず、松井が倉庫内の物を一旦移動させ、パレットラックを設置するスペースを確保します。
移動先ではこんな事になっています。

そして、空けたスペースにひたすらパレットラックを設置していきます。松井の指示に対して的確に動くベトナムの技能実習生2名が優秀で、あっという間に高さ4mのラックがズラっと並びました。

 
 
 

そしてようやく完成した新・大阪センターがこちら。

なんということでしょう。匠たちによって、死んでいた上の空間が見事な収納スペースに生まれ変わったではありませんか。

今回の倉庫改善によって保管効率はもちろん、ピッキング効率も飛躍的にアップしました。
こうして大阪センターの大改造劇的ビフォーアフターは幕を下ろしました。

先日まで当社もコロナ対策の一環として、倉庫見学を自粛しておりましたが、今週(2020年6月22日)より再開しました。
倉庫の保管効率でお悩みの方、パレットラック・ネステナーの導入をご検討の方は是非、大阪センターまでお越しください。

また、当社では中古のパレットラックはもちろん、設置レイアウトの提案から設置工事まで対応可能です。ご希望サイズが在庫に無い場合は新品の手配も承ります。

ブログを書いたスタッフ

取締役
kawasaki
元競走馬の担当員、元Webコンサルティング会社のアナリスト、元スイーツのECショップ店長、元メーカーの人事総務という異色の経歴を持つ何でも屋。趣味はマラソンと競馬と日本酒。
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