マテハンブログ
旧家を訪ねて

連休中、群馬、栃木、埼玉の旧家を訪ねてきました。
旧家を訪ねるとその時代に生き抜いてきた主人の歴史と、こだわりの詰まった建築様式が見れて勉強になります。
今回は、中島知久平邸をご紹介します。
《中島邸》群馬県太田市
中島飛行機の創始者、中島知久平の邸宅。日本で初めての飛行機会社で、今の富士重工業です。
両親のために建造した敷地面積10,000平方メートルの広大な邸宅で、主屋、土蔵、正門、守衛室、氏神社が配置された豪邸です。玄関は一枚岩の御影石を使い、昭和初期(昭和5年)の和風建築様式に、応接室は洋風建築を加えた意匠で構成される近代和風建築でした。
ここの建設費は当時のお金で、100万円也!
ネットの講談社刊 昭和初期の給与などで調べると今の貨幣価値は4,000倍から5,000倍。今のお金で、40億~50億になる計算です。今の時代個人レベルでは考えられない邸宅です。
次回は、群馬県桐生市にある室町時代に建てられた彦部邸をご紹介します。